新卒エージェントとは?効果的な使い方・おすすめのエージェントも紹介

一昔前の就活と言えば、リクナビやマイナビなどの就活サイトを利用するのが一般的でした。

しかし今日においては、「新卒エージェント」と呼ばれるサービスが台頭しつつあります。従来の就活サイトにはない様々なメリットを持ち、令和の新しい就活形態として広く普及すると見られます。

とは言え、新卒エージェントとは何か、まだよく分からない方も多いのでは。2016年ごろに出始めたサービスなので、「知っている人は知っている」ぐらいの認知度です。

そこで本記事では、新卒エージェントの仕組みメリット効果的な使い方、そしておススメのサービスなどを紹介します。ぜひ就活の参考にしてみてください。

新卒エージェントとは?料金がかかるの?

新卒エージェントとは、エージェント(=仲介業者)の名のとおり、新卒生と企業の仲立ちをし、双方の就職・採用をサポートするサービスです。

具体的な仕組みを下図にまとめたので、見てみましょう。

新卒生に対しては、カウンセリングや求人紹介の他、面接対策や履歴書添削など、就活を円滑に進めるための支援を網羅的に提供します。

同時に企業へは、希望に沿った最適な人材を推薦したり、採用戦略のアドバイスをしたりと、採用に関する手助けをします。

こうしたサポートにより、新卒生は就活を、企業は採用を効率よく行えるわけですね。さらに、プロが仲介する分、入社後のすれ違いが起きにくく、双方が満足いく結果を得られやすいと言えます。

ちなみに、転職市場においてはエージェントサービスが既に浸透済みです。今後は新卒市場でも、新しい就活・採用の形態として広まるでしょう。

新卒エージェントは完全無料で利用できる!

新卒エージェントの利用料は、全てのサービスにおいて無料です。紹介企業を断っても、途中で利用をやめても、もちろん費用を請求されることはありません。

これはエージェントが、企業から受け取る紹介手数料で利益をあげているから。

費用ゼロで、労力を減らしつつ最大限の結果を得る道が開けるとなれば、学生が利用しない手はないのです。

ただしエージェント側は、営業成績や紹介実績のために、新卒生を無理にでも面接へ進ませる場合があります。

これを学生側が見抜くのは難しいものの、少なくとも「この紹介先は違うなあ」と感じたら、遠慮せず断わりましょう。就活の軸をしっかりと固め、時には断わる勇気を持つのが、失敗を避ける上で重要です。

新卒エージェントを使うメリット

次に解説するのは、新卒エージェントで学生が得られるメリットについてです。

メリットをメリットと認識すれば、「みんな使っているから」といった曖昧な動機ではなく、目的意識を持った上で利用でき、サービスの恩恵を最大限に受けられます。では、さっそく見ていきましょう。

客観性のある自己理解ができる

1つめのメリットは、客観性のある自己理解ができる点です。

新卒エージェントでは、あなたの長所・短所・性格・価値観といった内面を、カウンセリングを通じてプロが的確に把握し、指摘してくれます。自分一人では気づけなかった可能性を見出せるかも知れません。

企業探しや選考の際、必ず考えねばならないのが「自分自身のこと」

自己理解を深めると、就活の方針やキャリアプランを明確にしやすくなる他、履歴書や面接の内容に説得力を持たせられます。内定をもらってから入社の是非を検討する際にも、納得のいく選択ができるようになるでしょう。

このように、あなたの就活そのものを左右するのが自己理解なのです。そんな重要ポイントを、客観性が担保された状態で押さえられるのは、新卒エージェントで得られる大きなメリットだと言えます。

非公開の求人を紹介してもらえる

2つめのメリットは、非公開の求人を紹介してもらえること。

採用戦略の都合上、リクナビやマイナビに求人を掲載しない企業が、実は多々あります。中でも、求める人材とだけ接触し、採用にかかる工数を減らしたいところは、新卒エージェントを介してのみ求人を出すのです。

世間では知られていない多数の優良企業も求人を依頼しており、何より非公開であるため、競争率が低いのが魅力です。

ただし、自然と学生が集まり、採用に割く人員が豊富な大手や有名企業は、新卒エージェントを利用しません。よって志望次第では、非公開求人によるこの恩恵をあまり受けられない点に注意してください。

プロの選考対策を受けられる

3つめのメリットは、プロの選考対策を受けられることです。

履歴書の内容や面接での受け答えが、面接官からどう見られているのか。基本的には合格or不合格という結果でしか分からず、具体的な評価内容を知る機会はほぼありません。

身近な人と模擬面接をしても、面接官とは視点が異なるため、表面的な部分の収穫しかない場合がほとんどです。

新卒エージェントを利用すれば、履歴書の添削や面接の練習を、企業側の思考を知り尽くしたプロが行ってくれます。改善点を細かく指摘してくれますので、繰り返し修正し、完成度を高めていきましょう。もちろん1度きりではなく、複数回お願いできます。

あなたの魅力を担当者へ伝えてくれる

4つめのメリットは、あなたの魅力を担当者へ伝えてくれること。

いくら対策をしても、本番の面接では伝えきれないことが出てきます。また、第三者が言うからこそ説得力の出る魅力もありますよね。

エージェントは、そういった”アピール漏れ”をカバーし、高評価の後押しまでしてくれるため、自ずと内定が出る確率は上がるわけです。

これ目当てに登録するのは他力本願すぎていただけませんが、おいしいメリットの1つだと言えます。

新卒エージェントはいつから?早めに使った方がいい理由

内定ゲットへの近道である新卒エージェントは、いつから利用できるのでしょうか。

新卒生の就活開始時期は、一般的に3月からとされています。新卒エージェントも、この時期にオープンとなる場合が多いようです。

なお、使うなら早めの登録と面談予約をおススメします。

4月以降の本格的な就活シーズンは登録者が一気に増え、エージェントとの面談予約を取りにくくなったり、優良な非公開求人の枠が埋まってしまったりする可能性があるからです。

なので、エージェントを使うための準備も、早めにしておかなければなりません。自分なりに自己分析をしてみて、長所と短所、志望業界などをおぼろげにでも整理しておきましょう。

何一つ分からないまま面談に臨むより、ずっと具体的なアドバイスを受けられます。

人気、おすすめの新卒エージェント一覧

ここからは、学生に人気の新卒エージェントを3社ご紹介します。

それぞれ異なる強みを持っていますので、選択肢を増やすために複数のサービスへ登録するのも良いですね。では見ていきましょう。

JobSpring:3年以内の離職率0.1%!本当に自分に合った企業を紹介してもらえる

引用:JobSpring公式サイト

はじめにご紹介するのは、株式会社Rootsが運営する「JobSpring」。2014年設立のベンチャーながら、大企業や業界トップ企業の求人を多数抱える新鋭です。

【おすすめポイント】

入社後3年以内の離職率、わずか0.1%

本当に相性の良い企業だけを紹介してもらえる

入社後の「こんなはずじゃなかった…」が起こらない

AIを用いて、あなたに合った企業を統計的に割り出し厳選

効率良く企業探しができる

人力よりも高精度なマッチングが可能

・内定率91.7%を誇る、充実した選考対策

改善点や疑問点を残さず、自信を持って選考へ臨める

特筆すべきは、やはり0.1%の離職率でしょう。新卒生の3年以内離職率が平均で30%に達する昨今において、驚異的な数値と言えます。将来のキャリア形成を見据え、入社後のすれ違いを起こさせない就職サポートを徹底しているからこそ実現できるわけですね。

「内定はゴールではなくスタートだ」と、高い意識を持った就職活動がしたい方には、特におススメです。きっと納得いく就活ができるでしょう。

ただし、東京オフィスでしか面談できないのはマイナスポイント。首都圏以外で就職したい方は、利用する意味があまりありません。

加えて、企業は厳選の上で紹介されるため、志望の選択肢が増えにくいとも解釈できます。人生を左右しかねない就活においては、たくさんの企業を吟味するのが望ましいので、別のサービスと併用するのが賢い使い方ですね。

DODA新卒エージェント:キャリアカウンセリングの国家資格を持つ専門家がサポート

引用:DODA新卒エージェント公式サイト

次にご紹介するのは、「DODA(デューダ)新卒エージェント」です。運営はベネッセのグループ企業で、新卒エージェントの中では大手に入ります。

【おすすめポイント】

4,000件以上の求人を抱える

大企業や業界トップシェア企業、ホワイト企業などなど、選択肢は膨大

自分のパーソナリティや要望に合った企業が見つかる

キャリアカウンセリングの国家資格「GCDF」を有するアドバイザーが多数在籍

専門的なカリキュラムを修了した本物のプロがサポートしてくれる

ミスマッチのない求人紹介はもちろん、選考対策もバッチリ

合否理由まで教えてくれる

伸ばすべき個性と改善すべき個性が分かり、結果に関わらず次へ繋げられる

入社後の働き方を考える材料にもなる

DODAの何よりの強みは、GCDF資格を持つアドバイザーによる支援です。キャリア形成支援のプロ中のプロということで、信頼性は他のエージェントを圧倒します。

難点は、東京と大阪にしかオフィスがないところ。ただし、専用アプリを通じてwebカウンセリングや選考対策を受けられるので、地方在住者でも充分に活用可能です。

このように、求人とサポートの両面が充実しているDODAは、就活サイトにおけるマイナビやリクナビのような、「まずはココに登録!」といった位置づけになりつつあります。いつでも解約できますし、登録しておいて損はないでしょう。

キャリアチケット:ブラック企業排除で安心の就活が可能!超大手・超優良企業の求人も

引用:キャリアチケット公式サイト

3つめにご紹介するのは「キャリアチケット」。運営会社であるレバレジーズは、就職や人材関連の事業を長年に渡って専門的に手掛けており、新卒エージェントにおいても質の高いサポートを提供しています。

【おすすめポイント】

・紹介先からブラック企業を排除

働きやすい企業とだけ接触できる

労働環境を気にせず、安心して選考を受けられる

・Googleやトヨタ、LINEといった超大手・超優良企業の求人も

キャリアチケットの信頼性を裏付ける証拠

もちろん中小の優良企業や、業界シェアトップ企業の求人も多い

・推薦付き特別選考枠での紹介多数

一般の就活よりも圧倒的に早く内定をゲットできる(最短記録が登録後3日とのこと)

学歴フィルターを乗り越えられる可能性も

ブラック企業にあたる心配をせずに済むだけでも、かなり大きなメリットではないでしょうか。大手志望の方はもちろん、規模を問わずいろいろな企業を見てみたい方にも、キャリアチケットはおススメです。

マイナスポイントは、上2つのサービスと同様、面談できるエリアが限られていること。これはもう、新卒エージェント全体の課題ですね。

ただしキャリアチケットは2019年に、仙台・名古屋・京都・福岡でも期間限定ながら対面カウンセリングを実施しており、来年以降も開催が予想されます。電話での面談も可能とのことですので、地方在住者も気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

新卒エージェントを利用する際の流れ

次は、新卒エージェントを利用する際の流れを解説します。

使い方は全く難しくありません。1ステップずつ、順を追って見ていきましょう。

①新卒エージェントに登録する

まずは、新卒エージェントに登録するところから。登録ボタンを押し、フォームに必要事項を記入して送信すれば完了です。

②面談の日時を決める

登録完了後、数日以内にエージェントから電話がかかってきます。そこで面談の日時を決めましょう。地方在住で対面が難しい場合は、電話面談希望の旨を伝えてください。

③エージェントと面談する

次はエージェントと面談し、あなたのパーソナリティや志望業界などを伝えましょう。就活における不安や疑問も、あわせて聞いておくと良いですね。

④求人を紹介してもらう

面談の結果を元に、自分に合った求人を紹介してもらいます。もちろん、吟味の上で紹介先を断っても問題ありません。選考を受けるか迷うのであれば、改めてエージェントと相談してみましょう。

⑤選考対策を受ける

志望先が決まったら、ESと履歴書の添削や面接対策を受けます。改善点を逐一指摘してくれるので、しっかりと修正して本番に間に合わせましょう。

なお、必要書類はエージェント経由で提出し、面接のスケジュールもエージェントを介して決めます。担当者からの連絡を見逃さないよう気を付けてください。

⑥実際の選考に進む

次はいよいよ、実際の選考です。

企業によっては、書類審査を省略したり、いきなり最終面接を実施したりといったこともあり得ます。確かにスピード内定への近道ですが、逆に早すぎて準備不足を招きかねないので注意しましょう。

⑦内定ゲット!

企業に高く評価してもらえれば、晴れて内定ゲットです。その旨をエージェントに伝え、お礼を言ってからサービスの退会手続きを済ませてください。

もちろん入社は強制ではないので、納得いくまで就活を続けるのも可能です。

まとめ

今回は新卒エージェントについて、仕組みやメリットの他、おすすめサービスなどを紹介しました。

プロのサポートによって効率よく就職活動を進められる上、完全無料で利用できるとあっては、利用しない手はないとさえ言えます。また上記のとおり、サービスごとに特徴が異なるため、複数登録して選択肢を増やすのが、理想の内定ゲットへの近道です。

この記事が、あなたの就活の参考になれば幸いです。